⑨冊目「ある盾役の憂鬱」
おはようございます。
本日紹介する小説は、SDN先生の「ある盾役の憂鬱」です。月曜日とのつながりは〈パーティー追放〉です。パーティー追放系の小説って、最近あんまり見なくなって来てたので、久々に面白い作品に出会えました。
盾役《タンク》……それはパーティの前衛に立ち、自らの肉体を駆使してあらゆる敵の攻撃から味方を守る者。
戦士リアムは大型モンスターを専門に討伐するパーティの盾役として、身体を張って仲間を守ってきた。
しかし、長年に渡る苦痛の日々は気付かぬうちに彼の心に深い闇を作り出していた。
ある日、限界を迎えたリアムは依頼成功を祝う打ち上げの席でパーティの仲間に告げる。
「――今日限りで俺はこのパーティを抜けようと思う」
パーティを抜け、自由と安息を手に入れたリアム。
一方、盾役を失い混乱するパーティの元へ、三年前に討伐し損ねた巨人の討伐依頼が舞い込むのだった……。
戦士リアムは大型モンスターを専門に討伐するパーティの盾役として、身体を張って仲間を守ってきた。
しかし、長年に渡る苦痛の日々は気付かぬうちに彼の心に深い闇を作り出していた。
ある日、限界を迎えたリアムは依頼成功を祝う打ち上げの席でパーティの仲間に告げる。
「――今日限りで俺はこのパーティを抜けようと思う」
パーティを抜け、自由と安息を手に入れたリアム。
一方、盾役を失い混乱するパーティの元へ、三年前に討伐し損ねた巨人の討伐依頼が舞い込むのだった……。
冒険パーティーの盾役・・・
『ドラゴンクエストⅣ』のライアン
『ソードアートオンライン(SAO)』のヒースクリフ
『盾の勇者の成り上がり』の岩谷尚文
『Fate/Grand Order』のマシュ・キリエライト
『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』のメイプル(は、ちょっと違うか)
すぐに思いつくところは、こんなところかな。
私はMMORPGってやったことない(DQ10もソロプレイでした)ので、盾役って実は小説や漫画、アニメでしか知らないです。
味方が敵を倒しきるまでひたすら耐える役って、現実ならまじで人格者しかできないですよね。現代社会ならクレーマーの攻撃を店長が撃退するまで耐えるってことですかね。(笑)それは主人公リアムの心が壊れても仕方がない。
この小説は、リアムもパーティーの仲間も良い人しかいない優しい世界。読み終わった時には久しぶりにウルっとしました。
全12話で一晩で一気に読めますよ。仕事終わりで疲れた平日の夜にどうぞ。