D級冒険者の本棚

夢中になった異世界小説を本棚にしまっていきます。YouTubeにもハマりました。面白かったことをまとめて、発信に挑戦したいと思います。

6冊目「人喰い転移者の異世界復讐譚 ~無能はスキル『捕食』で成り上がる~」

おはようございます。

         学級活動・学活のイラスト
6冊目はkiki先生の「人喰い転移者の異世界復讐譚 ~無能はスキル『捕食』で成り上がる~」です。
kiki先生の代表作といえば・・・

「お前ごときが魔王に勝てると思うな」とガチ勢に勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい

この小説も、もちろん楽しく読みましたし大好きな作品なのですが、2冊目の時にチラっと触れたので、今日は「人喰い転移者~」を紹介したいと思います。

『捕食』――それは他者を喰らい、能力を奪うスキル。
クラス転移に巻き込まれた白詰 岬は、凄惨ないじめで全てを奪われ、異世界召喚の失敗で性別すら奪われ、挙句の果てに何のスキルも与えられず”無能”のレッテルを貼られてしまう。
しかし、自らの持つスキル『捕食』の存在に気づいた時、その運命は一変した。力を手に入れ復讐鬼と化した岬は、自分を虐げてきたクラスメイトたちを次々と陥れ、捕食していくのだった――。

https://ncode.syosetu.com/n7933eb/


この小説、巨大ロボの話なんです。題名から予想出来た人いますか?
第2話から、早々に巨大ロボいっぱいです。

「来い――レスレクティオ!」「来い、ヘイロス」
「き、来て、マグス」「ルゾール……でいいのか?」
クラス転移された同級生が次々と巨大ロボ(アニマ)を呼び出す中、主人公の白詰岬も
「ウルティオ……!」
呼び出されたアニマは、真っ白でのっぺりとした、無特徴が特徴。能力も最弱でした。アニマとは魂に宿るもの、現代世界で虐げられてきた岬には、異世界でも希望はないのか・・・と思われましたが、
自分を虐めてきた同級生と一緒に出撃した戦いで、能力に目覚めた岬は、同級生達を次々に陥れ、復讐していきます。
小説家になろう」では復讐者がたくさん出てきますが、「復讐することの空しさに気づいた」とか「優しいヒロインから、愛をもらって満たされた」とか途中で絆されることが多いです。しかし、岬は違います。主犯格で虐めていた生徒以外の同級生も、加担していた教師も次々に殺します。ヤバいな、どれだけ恨みが深いのか。
「復讐」「クラス転移」「巨大ロボ」どのジャンルとしても、中々面白い作品でした。これを読んだのは忙しい時期でしたけど、全100話一気に読んだのを覚えています。
何で書籍化しないのかなあ、面白いのに。巨大ロボを書くのが大変なのかな?