D級冒険者の本棚

夢中になった異世界小説を本棚にしまっていきます。YouTubeにもハマりました。面白かったことをまとめて、発信に挑戦したいと思います。

④冊目「世界最強の努力家 ~才能が【努力】だったので効率よく規格外の努力をしてみる~」

おはようございます。

今日紹介する小説は、蒼乃白兎先生の「世界最強の努力家 ~才能が【努力】だったので効率よく規格外の努力をしてみる~」です。
今日のつながりは「努力」です。
この小説はコミックでみつけて、面白くて、原作を探して読んだパターンです。
小説家になろう」から、数えきれないほどコミカライズされているので、よくあります。

世界最強の努力家 ~誰も知らない【努力】の才能を授かったので俺だけが出来る規格外の努力で最強になる~ 1 (アース・スターコミックス)

 

この世界では12歳になると人々は女神より才能を授かる。
主人公のリヴェルは皮肉にも【努力】という才能を授かった。
特筆した点は無く、他の才能と違って成長補正も無い。
ただ努力に耐えられるだけの才能だったため、周りから馬鹿にされてしまう。
だがリヴェルだけは【努力】に可能性を見出していた。
なぜならリヴェルは《英知》という知りたい情報を手に入れるスキルを生まれ持っていたからだ。【努力】の才能とスキル《英知》を使って、リヴェルは規格外の努力を始める。
これは、努力の天才が一気に最強への階段を駆け上がりながら、数々の強敵を打ち倒す物語である。

https://ncode.syosetu.com/n1542ga/


主人公のリヴェルは《英知》という知りたい情報を手に入れるスキルを生まれながら持っているため、おっと、チートの才能があるじゃん、と。
学問関係に進めば、そっち方面の英雄になれたと思うのですが・・・リヴェルはこれを強くなるためにしか使いません。(笑)
そして《英知》のスキルを使い、どのようにすれば、戦闘に有用なスキルを手に入れられるかを調べて、「無職の英雄~」と同じようにあたおか(頭おかしい)な修行に励んでいきます。
リアルで考えてみると、これは何とうらやましいことでしょう。
「努力の方向性が分かる」ということは「努力は必ず報われる」ということですから。

さて、幼馴染との約束を果たすために順調に強くなるリヴェルですが、才能がなくてもスキルを手に入れることができるならば、「女神より授かる才能」とは何なのか。
「才能」が存在することで、自分が望む「才能」を授かれなった人は最初からあきらめるしかないのか。
才能ある人をバーンとなぎ倒す痛快な話かと思っていたら、話がシリアスな方向に向かっていきます。「努力」の才能とは何なのか?実はすごく深い良い物語でした。