D級冒険者の本棚

夢中になった異世界小説を本棚にしまっていきます。YouTubeにもハマりました。面白かったことをまとめて、発信に挑戦したいと思います。

5冊目「聖女の魔力は万能です」

おはようございます。

5冊目は橘由華先生の「聖女の魔力は万能です」です。
木曜日に紹介する小説を読んでいて、真っ先に思い出したのがこの小説でした。
アニメ化もされましたし、聖女と言えばこの小説と考える人も多いのでないでしょうか。

聖女の魔力は万能です 1 (FLOS COMIC)

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。
だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。
召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一緒に召喚された、もう一人の少女のみを連れて部屋を後にしたのだ。

置いて行かれた形となった聖はキレた。
とっとと、この国から出よう。 そう決心した。
だが、現実はシビアである。
結局、彼女は王宮内に留まることにした。

ただし、【聖女】とは名乗らず、【一般人】として。 。

https://ncode.syosetu.com/n8139dg/


【聖女召喚の儀】によって異世界に召喚された小鳥遊聖でしたが、その場にいた第一王子は、一緒に召喚された可愛い女子高生にしか興味を示さない。自分の欲に正直すぎる(笑)。この国の未来が心配です。
巻き込まれ召喚か、と思いきや、ステータスをみると、主人公の聖にもちゃんと【聖女】としての能力がある様子。へそを曲げた聖は【一般人】として生きることにした。
しかし、色々な人に関わる中で、自分の力が人の助けになるならばと、出来ることをしていく姿はまさに聖女。
コミックで外伝にもなった「もう一人の聖女」の愛良と第一王子側の話も単なる〈ざまあ)ではなく、物語を盛り上げます。

今では普通にいっぱいいますけど、昔これを読んでた頃は「チートでバーンと解決する女主人公」は珍しかったような気がします。
今回ブログに書くために、久しぶりに読み返したのですが、まだ続きが連載中でした。自分が昔に読んだ時は2章までだったので、5章まで続いててびっくりしました。久しぶりに名作を読み返してみてはどうでしょうか。