D級冒険者の本棚

夢中になった異世界小説を本棚にしまっていきます。YouTubeにもハマりました。面白かったことをまとめて、発信に挑戦したいと思います。

1ch  ピノキオピー


おはようございます。

今日からボカロP(ボカロ曲を作っている方)や歌い手(歌ってみたを投稿している方)を紹介していきたいと思います。
「千本桜」などの歴史ある名曲を紹介していくのも良いのですが、この4か月で実際に聞いて、「良かった~~!!」「みなさんにも聞いて欲しい」っていう曲を紹介していこうと考えています。

最初の方はピノキオピーさんです。

JPOPでは、まず聞くことがないような歌詞がボカロの魅力の一つだと思っていますが、ピノキオピーさんはまさしくボカロの申し子です。
ボカロあんまり聞いたことないんだよね、っていう初心者の方に一番におすすめしたいボカロPです。
1度聞くと癖になる曲をいっぱい作っておられて、リズムと言葉のチョイスのセンスが天才すぎます。頭を空っぽにして、延々と流すと気持ち良いです(笑)。

どの曲を聞いても本当に最高なのですが、


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「神っぽいな」は娘に教えてもらった曲で、歌詞が意味分からなすぎて衝撃を覚えました。しかし、中毒性100%で延々と聞いていました。とぅるとぅるとぅ~~ふぅ♪ 
これぞボカロ曲!!

他にも、「アルティメットセンパイ」「転生林檎」「魔法少女とチョコレゐト」「ねぇねぇねぇ。」など名曲いっぱいあります。どれも、本当におすすめです。

 

そして、ピノキオピーさんはアーティストの方々にも多数の楽曲提供をされています。なんと、あのAdoさんにも!!


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ピノキオピーさんの曲は色んな歌い手の方が「歌ってみた」動画を出しているので、そこから歌い手の世界にも飛び込んでいけますよ。

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ボカロにハマっていました。 21冊目「宿屋の看板娘、公爵令嬢と入れかわる。~意地悪な家族に不実な婚約者。令嬢生活は色々大変でした~」

しばらく、ブログから離れていました。

           

前にもちょっと書いたのですが、小説ランキングのほとんどが悪役令嬢モノになってしまっていて、それ以外のジャンルを探すことに疲れてしまいました。
令嬢モノは起承転結が綺麗にまとまって、短~中編でサクッと読めるから好きなので、今も小説投稿サイトを読むのを辞めた訳ではないのですが・・・というか今日も読んでました。

優木凛々先生の「宿屋の看板娘、公爵令嬢と入れかわる。~意地悪な家族に不実な婚約者。令嬢生活は色々大変でした~」です。
悪役令嬢に転生するのではなくて、町娘と令嬢が入れかわるという新鮮な設定で、一気に読みました。宿屋の看板娘マリアが痛快で面白い、おすすめです。

https://ncode.syosetu.com/n5451ik/


しかし、紹介する小説が令嬢モノばかりという訳にもいかないし。

本好きの下剋上」「八男」「オーバーロード」とか、まだ記録していない好きな小説もいっぱいあるので、また落ち着いたらまとめていきたいと思います。

 

実は、最近は小説を読むことよりもYou tube視聴の方が多くなっています。
今更ながらボカロ曲にもハマっています。

きっかけは「外出た瞬間終わったわ~♬」のアレです。


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この曲をきっかけに「歌ってみた動画」を見るようになって、歌い手の人のチャンネルを見たり、他のボカロ曲を探したり、この年になって、こんなにYou tubeにハマるとは思っていませんでした。

4か月位ずっと視聴していたので、結構詳しくなって、奥さんより子供達と話が合うようになってきました(笑)。せっかくなので、次回からしばらくボカロ関連をまとめていきたいと思います。

Yukopiさんは、次に投稿されたこれも良かったです。2つとも鬼リピしました。


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⑩冊目「乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル」

おはようございます。

今日紹介する小説は、春の日びより先生の「乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル」です。月曜日とは「乙女ゲーム」つながりですが、この小説、乙女ゲームの原型を留めていません。(笑)小説のジャンルとしては、乙女ゲームの皮を被った英雄譚ですね。月曜日に紹介した「破滅フラグ~」から8年も経つと、こんなに進化するんですね。

乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル【電子書籍限定書き下ろしSS付き】乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル@COMIC 第1巻 (コロナ・コミックス)

 ――これは乙女ゲームというシナリオを歪ませる物語です――
 孤児の少女アーリシアは、自分の身体を奪って“ヒロイン”に成り代わろうとする女に襲われ、その時に得た断片的な知識から、この世界が『剣と魔法の世界』の『乙女ゲーム』の舞台であることを知る。
得られた知識で真実を知った幼いアーリシアは、乙女ゲームを『くだらない』と切り捨て、“ヒロイン”の運命から逃れるために孤児院を逃げ出した。
自分の命を狙う悪役令嬢。現れる偽のヒロイン。アーリシアは生き抜くために得られた断片的な知識を基に自己を鍛え上げ、盗賊ギルドや暗殺者ギルドからも恐れられる『最強の暗殺者』へと成長していく。
※Q:チートはありますか?
※A:主人公にチートはありません。ある意味知識チートとも言えますが、一般的な戦闘能力を駆使して戦います。戦闘に手段は問いません。
※Q:恋愛要素はありますか?
※A:多少の恋愛要素はございます。攻略対象と関わることもありますが、相手は彼らとは限りません。
※Q:サバイバルでほのぼの要素はありますか?
※A:人跡未踏の地を開拓して生活向上のようなものではなく、生き残りの意味でのサバイバルです。かなり殺伐としています。
※注:主人公の倫理観はかなり薄めです。

https://ncode.syosetu.com/n1391fj/


先日読み終わりましたが、凄い小説でした。

・ヒロイン(ピンク色の髪の毛の場合が多い)
・悪役令嬢(ルート別に数人の場合もある)
・攻略対象(王子、騎士団長の息子、宰相の息子、神官系、王弟などなど)
・婚約破棄の断罪シーン

以上が乙女ゲームの基本というか、お作法で、これをいかにアレンジするかが面白さに繋がってきます。この小説も一応、このお作法にそって書かれています。
しかし、ヒロインも悪役令嬢も攻略対象達も(騎士団長と宰相の息子以外)まともな人がいません。全員頭のネジが飛んでます。でも、そこが面白い。

大きく第1部と第2部に分かれていて、第1部は「なろう式スタートダッシュ」の期間なのですが、作者も書いていますが、主人公にチートはありません。というか主人公が強い意志をもってチートを拒否し、自分の力で切り開こうとします。

登場人物がみんなまともじゃないので、伏線・思惑もいっぱい出てきます。それを第2部で見事に纏めきっています、春の日びより先生凄い。 

10冊目「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」

おはようございます。

10冊目は山口悟先生の「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」です。現在「小説家になろう」を席巻している(というか、今それ以外の小説を見つけるのが大変です)、悪役令嬢達の教本はこの小説でしょう。ネットをみると、教本には「謙虚、堅実をモットーに生きております!」を推す声も多いですが。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…: 1【イラスト特典付】 (ZERO-SUMコミックス)乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…: 1 (一迅社文庫アイリス)

頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻した。私、カタリナ・クラエス公爵令嬢八歳。
高熱にうなされ、王子様の婚約者に決まり、ここが前世でやっていた乙女ゲームの世界であることに気付いた。
そして自分が主人公と攻略対象との恋路の邪魔をする悪役令嬢になってしまっていることに… 主人公がハッピーエンドを迎えれば身一つで国外追放、バッドエンドならば攻略対象に殺されるって… …私にハッピーなエンドなくない!?バッドオンリーなんですけど!?
なんとか破滅エンドを回避して、穏やかな老後を迎えたい!!

https://ncode.syosetu.com/n5040ce/


小説家になろう」を読み始めた頃はハイファンタジーばっかり読んでいましたので、たまには違うものを、と手を出したのがこの小説でしたが、面白すぎてびっくりしました。

破滅エンドを回避するために作戦会議を決行することとした

議長カタリナ・クラエス

議員カタリナ・クラエス

書記カタリナ・クラエス

もうゲラゲラ笑いました。その後もフラグを回避しようとして空回りを続けるカタリナは魅力的。読んでない人はいないと思いますが、万が一読んでないなら今すぐに読みましょう。
ところで、乙女ゲームってなんでしょうか、「ときめきメモリアル(ギャルゲー)」みたいなものなのでしょうか。やったことないので、自分の中では初めて読んだこの小説がベースになっています。こんな面白そうなゲーム是非やりたいのですが。
悪役令嬢側だけでなく、ヒロイン、攻略対象、モブ側のパターンもあるし、令嬢の身分、兄弟姉妹構成、周辺国などの組み合わせで、パターンは無限大。そして、どのパターンでも面白くなる。なんてすごいジャンルなんだ!!!

 

コミックもアニメも凄く面白かった。悪役令嬢の面白さを教えてくれた山口悟先生、ありがとうございます。これからも応援しています。

⑨冊目「ある盾役の憂鬱」

おはようございます。

      
本日紹介する小説は、SDN先生の「ある盾役の憂鬱」です。月曜日とのつながりは〈パーティー追放〉です。パーティー追放系の小説って、最近あんまり見なくなって来てたので、久々に面白い作品に出会えました。

盾役《タンク》……それはパーティの前衛に立ち、自らの肉体を駆使してあらゆる敵の攻撃から味方を守る者。
戦士リアムは大型モンスターを専門に討伐するパーティの盾役として、身体を張って仲間を守ってきた。
しかし、長年に渡る苦痛の日々は気付かぬうちに彼の心に深い闇を作り出していた。
ある日、限界を迎えたリアムは依頼成功を祝う打ち上げの席でパーティの仲間に告げる。
「――今日限りで俺はこのパーティを抜けようと思う」
パーティを抜け、自由と安息を手に入れたリアム。
一方、盾役を失い混乱するパーティの元へ、三年前に討伐し損ねた巨人の討伐依頼が舞い込むのだった……。

https://ncode.syosetu.com/n0811if/

冒険パーティーの盾役・・・
ドラゴンクエストⅣ』のライアン
ソードアートオンライン(SAO)』のヒースクリフ
盾の勇者の成り上がり』の岩谷尚文
Fate/Grand Order』のマシュ・キリエライト 
『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』のメイプル(は、ちょっと違うか)
 すぐに思いつくところは、こんなところかな。

私はMMORPGってやったことない(DQ10もソロプレイでした)ので、盾役って実は小説や漫画、アニメでしか知らないです。
味方が敵を倒しきるまでひたすら耐える役って、現実ならまじで人格者しかできないですよね。現代社会ならクレーマーの攻撃を店長が撃退するまで耐えるってことですかね。(笑)それは主人公リアムの心が壊れても仕方がない。

この小説は、リアムもパーティーの仲間も良い人しかいない優しい世界。読み終わった時には久しぶりにウルっとしました。
全12話で一晩で一気に読めますよ。仕事終わりで疲れた平日の夜にどうぞ。

9冊目「育成スキルはもういらないと勇者パーティを解雇されたので、退職金がわりにもらった【領地】を強くしてみる」

おはようございます。

9冊目は黒おーじ先生の「育成スキルはもういらないと勇者パーティを解雇されたので、退職金がわりにもらった【領地】を強くしてみる」です。
最近あまり見かけなくなりましたけど、一時期むちゃくちゃ流行った追放系の初期辺りの小説です。あの時期、本当このジャンルばっかりだったなあ。最後の方は追放の理由が「おっさんだから」「女だから」とか、雑になってましたね。

育成スキルはもういらないと勇者パーティを解雇されたので、退職金がわりにもらった【領地】を強くしてみる (GAノベル)育成スキルはもういらないと勇者パーティを解雇されたので、退職金がわりにもらった【領地】を強くしてみる 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスUP!)

 

【育成】に特化した俺(27歳)のスキルは、あるていど強くなった勇者パーティにはもう不要なようだった。
初期のころはパーティの中心だった俺も、とうとう勇者から解雇を言い渡される。
ただし、「これまでパーティに多大なる貢献をしてきた」ということで、退職金がわりに小さな【領地】をゆずり受けることになった。
冒険の第一線を離れる寂しさを胸に領地へ向かう俺だったが、じっさいに7つの村と2500人あまりの領民たちを見てふと思った。俺がコイツら育成したら、魔王とか倒せるような強い領地にならねーかな?……と。

https://ncode.syosetu.com/n7411fd/


この主人公(エイガ)って、いわゆる『お助けパラディン』『ジェイガンポジション』ってやつですね。知ってる人は同士(笑)。
知らない人に説明しますと、『お助けパラディン』とは最初から上級職で登場するなど、初期ステータスは他ユニットと一線を画していて、序盤では大活躍するのですが、成長率が悪くて、大器晩成のユニットにあっという間に抜かれ、万年馬車要員になってしまう、という悲しいキャラクターのことです。

エイガの【育成】スキルは凄くて、本人が何に向いているのか一目でわかってしまう。勇者のパーティーを見出して、育てたのも全てエイガの功績なんです。エイガはパーティーから解雇された後、【領地】をパーティーに見立てて、育成をはじめます。

部下が何に向いているのかを見抜き、本人の事情・状況を加味して、適切な部署へ配置し、また組み合わせにも配慮して。極めつけは、【憑依】のスキルで体に乗り移って、『やってみせ、言って聞かせて、させてみて……』を実践できる。
育成者としてエイガは本当に有能すぎる。私もこんな上司の下で働きたいです。

単なる育成の話に留まらず、エイガの葛藤、恋の話も色んな要素がギュッと詰まった読み応えのある小説です。
パーティ追放系のジャンルをいっぱい読みましたけど、この小説が一番好きです。

⑧冊目「追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで」

おはようございます。
本日の小説は唯乃 尭(ただのぎょー)先生の「追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで」です。月曜日とのつながりは「平民と公爵令嬢の身分違いの恋」です。町民Aもそうでしたけど、平民が貴族と結ばれるためには、並々ならぬ努力と業績が必要みたいですね。

追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで。(上) (アース・スター ルナ)追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで。(下) (アース・スター ルナ)

「お前との婚約をここで破棄する! 平民の研究者が功績を上げて勲章を与えられたからな。お前をその褒美として嫁がせよう!」
 王太子の婚約者であった公爵令嬢ヴィルヘルミーナは、夜会の席で婚約を破棄されて平民との結婚を命じられる。
 王太子に嵌められ、実家である公爵家からも僅かな手切れ金だけ渡して追放され、顔も見たことのない平民の研究者の元へと嫁がされることとなった。
 ーーこれがわたくしの旦那様、ダサい男ですわね。
 身長は高いがガリガリに痩せた猫背で服のサイズも合わず、髪はもじゃもじゃの男。それが彼女の夫となるアレクシであった。
 最初は互いを好ましく思っていなかった二人だが、ヴィルヘルミーナは彼の研究を支え、服装を正すなかで惹かれ合うようになる。そして彼女を追放した実家や王太子を見返すまでに成り上がって幸せになっていく。
 一方、彼女を追放した者たちは破滅していくのであった。

https://ncode.syosetu.com/n0890hp/

 

小説家になろう」では、毎日多くの令嬢が王子様から婚約破棄されているのですが、今回の王子の婚約破棄の手際の良さは群を抜いています。
国王のいない隙に婚約破棄をした流れで、教会の枢機卿も巻き込み、平民と結婚の誓いをさせ、一緒に住むまでさせて、令嬢としての価値を一気に貶めます。
国王が戻ってきても、取り戻すことが出来ないほど、ヴィルヘルミーナの名誉を地まで落としてしまう手管は圧巻でした。しかし、その後は他の小説の王子と同じようにポンコツになりましたが。(笑)

さて平民になってしまったヴィルヘルミーナの命運も尽きていません。平民ではありますが、原石の塊のアレクシを磨き、支える一方で、自分自身も国政に携わっていた高い能力を生かし暗躍します。
≪一つの山に二頭の竜は住まぬ≫
ヴィルヘルミーナ(+アレクシ)vs 王家
しっかりとした世界観、巡る陰謀、登場するキャラクターの心の内、唯乃 尭(ただのぎょー)先生の描写は本当に見事でした。これからもチェックしていきたい先生です。